Medicals

目の表面(角膜)から目の奥(眼底)までトータルに評価します。

白内障

目の瞳(ひとみ)の部分が白濁して見えます。進行に伴い、散歩中などにドアや物にぶつかりやすくなります。
主な対処法は点眼薬ですが、視力が弱くなった場合は、白内障手術で視力を回復できる場合もあります。
早めのチェックと点眼予防が大切です。白内障が起こりかけると必ずブドウ膜炎も引き起こされますので、両者に対する処置が必要です。

犬、猫、ウサギの中では犬が最も多い。
犬、猫、ウサギの中では犬が最も多い。
若い猫での白内障は手術を実施する例が多い。
若い猫での白内障は手術を実施する例が多い。
うさぎの右目の白内障
うさぎの右目の白内障

緑内障

ペットでは、前触れなく突然発症してくる急性タイプが多く、発症と同時に失明と激しい痛みに襲われます。
その痛みはとても強く、そのため 目をギュッとつぶってしまったり、元気・食欲がなくなることもあります。
視力を失わないことと痛みの軽減・解放のため、救急療法を含めた早急な対応(3日以内)が必要となります。

犬の急性緑内障(左)
犬の急性緑内障(左)
猫の慢性緑内障(右)
猫の慢性緑内障(右)
うさぎの左目の緑内障
角膜の白濁と眼内出血(10時方向)も見られる。
うさぎの左目の緑内障
角膜の白濁と眼内出血(10時方向)も見られる。

ブドウ膜炎

目の中のブドウ膜に起こる炎症です。この組織は血管の集まりのため炎症は起きやすいのです。
軽度から中等度の痛みが波状的に襲ってきます。そのため、数日毎に、まぶしそうな感じで、目をショボショボさせることがあります。赤目にもなります。
治療は、目の中の炎症を抑える、痛みを軽減させる、また、エリザベスカラーを付けて目を保護します。

犬の両眼性ブドウ膜炎
下側の写真はスリットランプでの所見。両前房内のブツブツをとらえている。
犬の両眼性ブドウ膜炎
右側の写真はスリットランプでの所見。両前房内のブツブツをとらえている。
犬のブドウ膜炎
瞳の中でたくさんの色素が癒着している。
犬のブドウ膜炎
瞳の中でたくさんの色素が癒着している。
猫のブドウ膜炎(左目)
白血病、エイズ、腹膜炎などのウイルスが関与することもある。
猫のブドウ膜炎(左目)
白血病、エイズ、腹膜炎などのウイルスが関与することもある。

目の表面(角膜)の傷

ドッグランでの外傷、シャンプーやドライヤーの風、ケンカでの外傷などで目に傷ができることがあります。
特に、ドライアイがあると このような状態を引き起こしやすくなります。再発を繰り返す、治りにくいなどの場合は、ドライアイの有無や程度をチェックする必要があります。
ドライアイでは、シャンプー時、特に要注意で、目や顔周りは気をつけて実施する必要があります。
シャンプー前に目用の保護クリームを付けるのも効果的です。

シャンプーが原因の傷(緑色のエリア)
シャンプーが原因の傷(緑色のエリア)
猫の角膜分離症
長毛種、日本猫に多い。
猫の角膜分離症
長毛種、日本猫に多い。
犬の右目の内反症
自身のまつげで角膜に傷がつく。とても痛い。
犬の右目の内反症
自身のまつげで角膜に傷がつく。とても痛い。

眼球の炎症

ウサギの左眼
眼球の炎症。左目は腫大している。
ウサギの左眼
眼球の炎症。左目は腫大している。
ウサギの右目
眼球の炎症。右目は大きく腫大している。
ウサギの右目
眼球の炎症。右目は大きく腫大している。

涙やけ(流涙症)

犬の両眼性流涙症
犬の両眼性流涙症

チェリーアイ

目頭にポコッと赤く丸い物が飛び出たようになります。この病気の治療に当たって注意することは、切り取らずに元の位置に戻すことです。切り取ってしまうと後々、ドライアイなど目のトラブルになることもあります。当院では必ず元の位置に戻す矯正手術を行います。

犬も猫も元の位置に戻す矯正手術が治療としては最もよい。
犬も猫も元の位置に戻す矯正手術が治療としては最もよい。
more(チェリーアイの戻し方)

ドライアイ

このケースでは同じ側の目と鼻が乾いている。
このケースでは同じ側の目と鼻が乾いている。
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網膜変性

一見すると目はきれいで、汚れることはありません。瞳孔(どうこう)は大きく見開いています。
視力障害が出てくるので、物にぶつかりやすくなったり元気がなくなったりします。
発症機序がはっきりしていないので、根本的な治療法は確立されていません。当院では進行状況によっては対症療法をお勧めすることがあります。

一見して目はきれい。写真のような瞳孔散大のほかぶつかるなどの視力障害が見られる。
一見して目はきれい。写真のような瞳孔散大のほかぶつかるなどの視力障害が見られる。
視神経乳頭や網膜の血管(動脈や静脈)は細くなり、血流は乏しく、貧血状態となる。
(上の2枚の写真は、同一眼底を露出を変えて撮影したもの)
視神経乳頭や網膜の血管(動脈や静脈)は細くなり、血流は乏しく、貧血状態となる。
(上の2枚の写真は、同一眼底を露出を変えて撮影したもの)
上の写真は正常な眼底像。血管の血流量は豊かで全体に明るさがある。
左の網膜変性とは明らかに異なる。
上の写真は正常な眼底像。血管の血流量は豊かで全体に明るさがある。
左の網膜変性とは明らかに異なる。

視神経炎

犬の視神経炎
治療前と後の比較。治療後はクリアになっている。
犬の視神経炎
治療前と後の比較。治療後はクリアになっている。

日曜日午後2:40~4:10は猫の診療予約を行っています。診療時間 緊急時は、休診日(木曜、日曜午後、祝日)でも診療を受付けます(休日診対応)。042-349-7661へお電話ください。 ネコの予約診療