院長のアクティビティー(著書と活動状況)
院長の主なWORKS:眼科関連5点、血液型関連5点、輸血関連5点を紹介しました。
眼科関連5点
1.眼病カラーアトラス
2.サウンダース 小動物臨床マニュアル 第3版
3.新しい手持ち式眼圧計「Tono-pen 2」を用いて測定した正常な犬と猫の眼圧
4.Detection of Iron in a Bliackish Lesion in a Case of Feline Corneal Sequestration
5.獣医眼科学 その基礎と臨床 第2版
血液型関連5点
1.Blood Grouping of Chimpanzees by Isoantibody
2.Phenotype and Gene Frequencies of Red Blood Cell Groups
in Dogs of Various Beeds Reared in Japan
3.Feline Red Blood Cell Groups Detected by Naturally Occurring Isoantibody
4.Experimental Induction of Superfecundation in the Dog
5.Breed Differences in the Phenotype
and Gene Frequencies in Canine D Blood Group System
犬のD式血液型(D1型、D2型、D1D2型)について、3191例、30品種についてその頻度を求めたものです。
D1遺伝子の頻度は、
四国犬、秋田犬ではずば抜けて高く(0.750以上)、
次いで、柴犬、アフガンハウンド、紀州犬、雑種犬などでは少し下がって0.224~0.333の範囲、
ドーベルマン、ウエストハイランドホワイトテリアなどでは0.167~0.178、
マルチーズ、土佐犬、プードル、コリー、英セッター、ラブラドールレトリバー、トイプードル、ビーグル、英ポインター、ジャーマンシェパード、シェットランドシープドッグなどでは0.009~0.097、
チワワ、ダックスフント、ゴールデンレトリバー、ポメラニアン、パグ、セントバーナード、シーズー、シベリアンハスキー、ヨーキーなどではD1遺伝子は見られませんでした。
洋の東西や品種によって大きく異なっていることがわかりました。

輸血関連5点
1.輸血用供血犬の確保とその血液型
2.【総説】小動物の輸血療法についてⅠ
3.【総説】小動物の輸血療法についてⅡ
4.DEA1システムに起因するイヌの不適合輸血例
患犬は8ヵ月齢、雄のラブラドールレトリバー、体重24kg、歩行を嫌うことと食欲の減退を主訴に来院。
対症療法を行うも、来院8日目にPCV値は20%から14%へ低下したため輸血を実施。
血液検査でバベシアギブソニーが検出されバベシア症と診断、ジミナゼン・ジアセチュレート(ガナゼック)を主体とする治療と輸血を実施。輸血は5例の供血犬から計13回行ったが、そのうちの1例からの再輸血時(8~10回目)に呼吸促迫、流涎、嘔吐、沈うつ、血色素尿症などの輸血副作用が観察されました。
これは検査の結果、DEA1・1型の不適合で、患犬血清中に産生された抗DEA-1・1,2抗体によることが判明しました。その後の輸血については、赤血球型検査と交叉適合試験を行い、これらのテストをクリアした適合血のみに切り換えて輸血を継続しました。その結果、副作用もなく、良効な輸血効果が得られました。
輸血療法では少なくともDEA1システムの型適合性試験や交差適合性試験の実施は極めて重要であることが再認識されました。

5.イヌのサイクロフォスファマイド誘導性貧血に対する
ヒトリコンビナントエリスロポエチンの貧血防止効果について
造血ホルモン製剤であるヒトリコンビナントエリスロポエチンの与が抗がん剤であるサイクロフォスファマイドによる貧血に対して有効であることを示した論文です。
具体的には、抗癌剤-サイクロフォスファマイド30mg/kgの経口投与による骨髄抑制性の一過性の貧血に対して、ヒトリコンビナントエリスロポエチンの貧血防止効果の有無をイヌを用いて検討したもので、 その貧血防止効果のあることが示されました。また、 抗ヒトリコンビナントエリスロポエチン抗体の産生は投与を受けた4例中3例(75%)において、4.5~260ng/mlの範囲で認められ、ヒトリコンビナントエリスロポエチンの異種動物(犬)に対する抗原性が示唆され、なお、その抗体活性は投与1ヵ月後には消失していました。
ヒトリコンビナントエリスロポエチンは犬にも有効ではあるものの複数回投与する内に免疫抗体が作られ、その効果が出なくなることが考えられ、その場合は投与は中止することになります。

その他、以下のような幅広い獣医学系の専門共著書が数多くあります。
大学教員時代
元 日本獣医畜産大学(現 日本獣医生命科学大学) 外科学 准教授
教員としての14年間に、学生の教育をはじめ、数多くの研究発表の経験があります。
付属のメディカルセンターで眼科や外科の診療を担当、長年にわたる臨床経験があります。
学会賞受賞
雑誌への寄稿
ねこのきもち (雑誌)
Vol.166 3月号 | 2019年 p.92〜95 猫医療の現場から Vol.10 目の病気 |
Vol.153 2月号 | 2018年 p.62〜69 症例写真でよくわかる! 猫がかかりやすい目の病気 |
Vol.132 5月号 | 2016年 P.23 27 33 スペシャリスト獣医師が今、伝えたい病気26 |
Vol.118 3月号 | 2015年 P.69 ネット検索でわからなかったあの疑問にお答えします |
Vol.114 11月号 | 2014年 P.47~53 猫がかかりやすい目の病気 23の症例でくわしく解説 ケアの方法も。 |
Vol.3 8月号 | 2005年 P.10~16 猫の目って、なんてフシギ。 |
いぬのきもち (雑誌)
Vol.202 3月号 | 2019年 P,76~79 イマドキ犬の医療事情 Vol.10 白内障 |
Vol.172 9月号 | 2016年 P,57~64 『スペシャリスト獣医師が今、伝えたい犬の病気』 |
Vol.72 5月号 | 2008年 P,19~25 監修:目の三大病 なみだ焼け・結膜炎・白内障 |
Vol.40 9月号 | 2005年 P,27~35 犬の白内障 |
Vol.33 8月号 | 2005年 P,35~41 愛犬の血液型、知ってたほうがいいみたい。 |
Vol.21 2月号 | 2004年 P,8~19 愛犬のカラダ 病気か?健康か?症状見分け事典 |
2004年 P,69 進んでいます! 愛犬の病気と治療 最新トピックス3 | |
2004年 P,91~92 症状から疑われるおもな病気の解説 目の病気 |
いぬのきもち ねこのきもち WEB MAGAZINE
Vol. 3月 | 2018年 | 犬の緑内障って、どんなびょうき? かかりやすい犬や治療法、予防法は? |
Vol. 3月 | 2018年 | 猫の白内障〜 原因は? どんな症状? 治療や予防方法まで |
Vol. 2月 | 2018年 | 犬の結膜炎、原因は?どんな症状?治療法や予防法は? |
Vol. 2月 | 2018年 | 犬がなりやすい目の病気やかかりやすい犬種、治療法や予防法は? |
Vol. 12月 | 2017年 | 猫の涙目でわかる病気は?原因と症状、治療法まで |
Vol.81 5月 | 2016年 | 小悪魔こむぎ、1年ぶりの目の検査 ブログでも紹介 |
小悪魔こむぎ、1年ぶりの目の検査(2) | ||
Vol.33 4月 | 2015年 | 小悪魔こむぎ、目の検査をする<前編> ブログでも紹介 |
小悪魔こむぎ、目の検査をする | ||
Vol.34 4月 | 小悪魔こむぎ、目の検査をする<後編> | |
小悪魔こむぎ、目の検査をする |
眼科ケア 2009年(雑誌)
Vol. 11(No.1) | 2009年 | p.80(80) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.25 子犬の目が白いんです。 |
Vol. 11(No.2) | 2009年 | p.72(184) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.26 ゴーグル for Pets |
Vol. 11(No.3) | 2009年 | p.72(280) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.27 愛犬ライカの眼科予防検診 |
眼科ケア 2008年(雑誌)
Vol. 10(No.1) | 2008年 | p.90(90) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.13 犬のホーナー症候群 |
Vol. 10(No.2) | 2008年 | p.88(186) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.14 白いものは、すべて白内障? |
Vol. 10(No.3) | 2008年 | p.98(300) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.15 眼球摘出手術 |
Vol. 10(No.4) | 2008年 | p.64(380) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.16 今はやりのドッグランで |
Vol. 10(No.5) | 2008年 | p.74(486) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.17 シリコンインプラント |
Vol. 10(No.6) | 2008年 | p.72(582) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.18 感動! コロちゃん、一緒に走る。 |
Vol. 10(No.7) | 2008年 | p.74(696) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.19 犬用コンタクトレンズ |
Vol. 10(No.8) | 2008年 | p.72(800) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.20 やっぱり、思ったとおり |
Vol. 10(No.9) | 2008年 | p.74(904) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.21 目がウルウル 涙やけ |
Vol. 10(No.10) | 2008年 | p.66(1002) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.22 びっくり、超、経過の早い白内障 |
Vol. 10(No.11) | 2008年 | p.74(1108) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.23 目が出てきたんです~、うちのウサギ。 |
ダイジェスト版・ 創刊10周年記念号 |
2008年 | p.26 | エッセイ どうぶつの目医者さん No.18 感動!コロちゃん、一緒に走る。 |
Vol. 10(No.12) | 2008年 | p.64(1204) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.24 眼付属器、瞬膜の新生物 |
眼科ケア 2007年(雑誌)
Vol. 9(No.1) | 2007年 | p.72 | エッセイ どうぶつの目医者さん No.1 白内障のアメリカン・コッカー・スパニエル |
Vol. 9(No.2) | 2007年 | p.88 | エッセイ どうぶつの目医者さん No.2 チェリーアイのチワワ |
Vol. 9(No.3) | 2007年 | p.88(308) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.3 プヨ君の帽子 |
Vol. 9(No.4) | 2007年 | p.88(420) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.4 ウサギというペット |
Vol. 9(No.5) | 2007年 | p.88(516) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.5 オッドアイの白い子猫 |
Vol. 9(No.6) | 2007年 | p.96(628) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.6 3世代のパグ一家 |
Vol. 9(No.7) | 2007年 | p.88(740) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.7 アニーちゃんの波乱万丈伝 |
Vol. 9(No.8) | 2007年 | p.72(836) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.8 猫の角膜の病気 - 角膜分離症 |
Vol. 9(No.9) | 2007年 | p.90(950) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.9 チャプ君の竹串飲み込み事件 |
Vol. 9(No.10) | 2007年 | p.72(1042) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.10 治りづらい角膜の病気 |
Vol. 9(No.11) | 2007年 | p.90(1156) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.11 治りづらい角膜の病気(2) ~ことの発端はシャンプーか?~ |
Vol. 9(No.12) | 2007年 | p.88(1260) | エッセイ どうぶつの目医者さん No.12 治りづらい角膜の病気(3) ~品種によって異なる病気~ |
CAP(コンパニオン アニマル プラクティス) 2008年(小動物臨床情報誌)
March 2008 | No.225 | p36~39 | Veterinary Now | 動物病院訪問 えじま動物病院/眼科ケアセンター |
WAN (雑誌)
5月号 | 2003年 | P,88~89 | 健康お目で、アイコンタクト |
月館(つきだて)の殺人 上巻
2005年10月1日 | 小学館 | 佐々木倫子(漫画) | 綾辻行人(原作) |
列車内での死体を目の前にした場合の状況判断についての指導、協力(獣医師の立場から)
月館(つきだて)の殺人 下巻
2006年9月1日 | 小学館 | 佐々木倫子(漫画) | 綾辻行人(原作) |
登場人物の年齢を証明するものとしての物的状況判断についての指導、協力(獣医師の立場から)
※日曜日午後14:40~16:10は猫の診療予約
を行っています。
緊急時は、休診日(月曜、木曜午後、祝日)でも診療を受付けます(休日診対応となります)。042-349-7661へお電話ください。